現代では、少子高齢化に伴う生産年齢人口減少、働き方の多様化、女性や高齢者の活躍などを背景に、働く方々の健康はより一層重要視されるようになっています。働く方々が元気に働き続けられることが企業経営の基盤であり競争力の源泉となりえます。当協会は、そのような働くすべての方々とその家族の健康を増進し、健康を持続可能なものとすべく活動をおこなってまいります。

第一に、企業の皆さまが健康をめざすお手伝いをさせていただきます。近年、「健康経営」という概念が生まれ、広く浸透しつつあります。健康経営は、「従業員等の健康保持・増進の取組が、将来的に収益性等を高める投資であるとの考えの下、健康管理を経営的視点から考え、戦略的に実践すること」とされています。国や地方自治体が健康経営を実施する企業を認定する制度も進んでおり、多くの企業が認定を取得しています。一方で、「健康が大事であることはわかるが何から始めればよいかわからない」「近くに相談できる専門家がいない」といったお声も多く聞かれます。私たちは、そのような企業の皆さまに、従業員の健康増進をめざすサービスをご提供します。

第二に、企業の健康を支援する方々のお手伝いをさせていただきます。産業保健や健康経営においては、産業医、保健師、中小企業診断士、社会保険労務士、労働衛生コンサルタント、衛生管理者、公的機関など、多くの方々が関わります。それぞれに得意な分野がある一方で、企業の健康経営を総合的に支援する際に、新たな知識が必要であったり外部のサービスを利用したりすることもあります。私たちは、企業の健康経営を支援する方々に、体系的な情報提供、委託ストレスチェックなどのサービスをご提供します。また、健康経営支援を実施する専門人材である「健康経営診断士」の認定および研修をおこないます。